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デービッド・フォコスを日本で初めて紹介して1年。今展は、前回ご紹介できなかった未公開作品を交え、30点の作品が登場する。
彼の両親が住むマサチューセッツ州の小島マーサーズ・ヴィンヤード島。デービッド・フォコスの多くの作品は、この島で撮影されたものである。
13インチの小型作品を27点と、36インチの3つの大型作品を展示し、今展のメインゾーンに「JETTY」が含まれる。この作品はエディション15をすでに完売し、最後のA/P(アーティストプルーフ)となったもの。この展覧会がお披露目の最後になることは想像に難しくはない。8×10フィルムで長時間露光による撮影技法。「JETTY」は、幾度となくテストを繰り返し、完成に至るまでに3年を要したと言う。
ストイックに追い込んだ被写体の石垣と海面は、削り落として冷たくなるどころか、むしろやわらかな温かいトーンで満たされ重量感を与えている。厳格なコンポジションの中で限界点に達し、どこか情念的なオーラが立ち上がっている。繊細さと存在感。一見相反する要素を同次元に表そうとする独特なスタイルは、日本人の感性に心地よく響かせるものがあるのかもしれない。
視覚的ノイズを削る事と温かさの境界。またシンメトリックな構図や余白のこだわり。「無限の調和」というデービッドのテーマは、この空間に満ちている静謐なものたちによって、静かに語られるに違いない。
このシリーズのオリジナルプリントは、エディションで管理され、残り僅かであるかまたはアーティストプルーフである。
2008年3月 エモンインク ディレクター 小松整司
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デービッド・フォコス
米国メリーランド州出身。現在カリフォルニア州、サンディエゴ在住。1979 - 1984 ニューヨーク州イサカ、コーネル大学在籍。
COLLECTIONS
ヒューストンファインアーツ美術館 、ハリーランソン美術館、サンディエゴフォトグラフィックアーツ美術館、ボイジー美術館、ワシントンコンベンションセンター、サックス・フィフス・アヴェニュー、ザ・リッツ・カールトンホテル、バナナ・リパブリック社、マイクロソフト社 他
David Fokos
Rosalind Smith, Photographer’s Forum Magazine, May 2006 / Joshua Rose, “Sublime Photography From A Master, American Art Collector, April 2006 / Robert L. Pincus, A Revealing Look, San Diego Union-Tribune, September 2, 2004
Basic Elements, Lenswork Magazine, February/March 2004 / Rosiland Smith, "Resonant Images", Shutterbug Magazine, February 2003
Leah Ollman, "Still Waters", Los Angeles Times, March 8, 2001 / Shannon Stoney, "Distillations", Spot Magazine, Fall 2000/Winter 2001
Rosiland Smith, "Dave Fokos, Serenity", View Camera Magazine, May/June, 2000 / Patricia C. Johnson,"Double Vision", Houston Chronicle, July 15, 2000 / "AIPAD Show 2000", Photographer's Forum, Summer, 2000
"Spotlight_David Fokos", B&W Magazine, August, 2000

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