
第7回エモンアワード作品募集開始!
写真表現の新たな支流をつくるのは誰だ?
EMON AWARDは、飽くなき探究心を抱く作家にフォーカスします。
公開審査形式のフォトコンペティション。写真、映像、コラージュ、テキストなど表現は自由。 ファイナリストによる6日間のコンセプト作品展、そして質疑応答とレビューを交えた最終公開審査を経てグランプリが決定! グランプリ受賞者には、副賞10万円と3週間の個展開催の権利が与えられます。みなさんの力作、お待ちしています。
公開審査・審査員
飯沢耕太郎(写真評論家)
河内タカ(便利堂海外事業部ディレクター)
鈴木芳雄(編集者、美術ジャーナリスト)
トモ・コスガ (アート・プロデューサー/深瀬昌久アーカイブス ディレクター)
中西玲人(アートプロデューサー/echo visions代表)
山口裕美 (アートプロデューサー)
小松整司(EMON・ディレクター)
他
EMON AWARD の特徴
Step.1 一次審査(書類選考)
作品募集〆切は12月09日(土)消印有効、振込同日有効。応募は一人(組)につき一回、未発表作品に限ります。一次審査結果は12月下旬にメールにて応募者全員に連絡いたします。
Step.2 ファイナリスト8名によるのプレゼンテーション展
2018年2月10日-16日までの6日間、ファイナリスト8名によるのプレゼンテーション展を開催します。プレゼンテーション展では、各ファイナリストにプレゼンテーションスペース1200×1300mmを使って自由に表現したコンセプト作品を展示していただきます。一般来場者のオーディエンス票も審査の対象となります。
展示方法:作品はゲータボードにマウント、ゲタを付け展示して頂きます。ポートフォリオも展示期間中提出。
Step.3 最終公開審査と発表
2018年2月17日(土)
ファイナリスト8名には約15分のプレセンテーションと質疑の時間が設けられます。審査は当日行われ、午後グランプリ受賞者の初表とアフターパーティを行います。グランプリに選出された作家は、副賞10万円と2018年EMON PHOTO GALLERYにて約3週間の個展開催の権利が与えられます。
展示作品の搬出:アフターパーティ後に作品撤収していただきます。
Step.4 グランプリ受賞展開催(2018年夏開催予定)
募集概要
写真または写真を媒介させた表現であればテーマは自由。未発表作品に限ります。
応募資格:日本在住で、最終審査に参加できる方。(事前設営含む)
エントリー料 3,500円
応募締切12月9日(土) 消印有効
応募規定(一次審査提出用)
応募申込み用紙を特設サイトよりダウンロードし、必要事項を記入の上、提出して下さい。応募作品用紙 A4用紙4枚(天地、レイアウト不問)を使って自由に表現して下さい。オリジナルプリントの郵送はご遠慮下さい。メールの場合は、応募規定に基づいて、JPEGまたはPDF形式にて5M以内(4~5点)
応募方法
作品募集〆切は12月9日(土)消印有効、振込同日有効。応募は一人(組)につき一回、郵送またはメール。メールの場合は、応募規定に基づいて、JPEGまたはPDF形式にて5M以内。選考結果は12月下旬にメールにて応募者全員にご連絡いたします。書類および応募作品の返却はいたしませんのでご容赦ください。
エントリー料の支払い方法
郵便局からのお振込
ゆうちょ銀行 記号10170 口座番号:22777591 有限会社エモン
他金融機関からのお振込
ゆうちょ銀行 支店名ゼロイチハチ 口座番号:2277759 普通 有限会社エモン
お問い合わせ先 : EMON PHOTO GALLERY
〒106-0047 東京都港区南麻布5-11-12 togoBldg.,B1
HP : www.emoninc.com
TEL : 03-5793-5437(火~金:11時~19時、土:11時~18時)
Mail : emon_photogallery@emoninc.com
第6回 EMON AWARD 受賞者

グランプリ:大坪晶展 Portrait and Crowd
自身が撮影・収集してきた膨大な写真サンプルを使い、身近な家族、或いは感銘を覚えた歴史上の人物等の肖像をコラージュで表しています。矛盾をかかえる社会の中でも、繊細に想像力を膨らませて生きる人々への想いが紡がれています。写真作品でありながら絵画と等しくすべて手作業によるもの。現在と過去が交錯して時間軸が喪失するような忘我の状態を淡々と表現した正円の作品9点に加え、新作のシルクスクリーン作品も交えて構成するソロエキシビション。

優秀賞:岡本裕志展 We do not need you, here. / If I could only fly.
2004年、ある事件をきっかけに日本社会の誰もに名前と顔を知られることになった作家の友人の過 去を遡り、再構築を試みたコンセプチュアルドキュメンタリー作品。作家の友人の体験を元に、事件が 起きたことで降りかかってくる匿名の批判と誹謗中傷、集団の中で個人を簡単に異端へと追いやる日 本の社会構造に焦点が当てられています。他者へ「後ろ指をさす」という行為は絶えず社会の中で循 環し、我々の生きる社会では常に誰もが誰かに後ろ指をさされる存在であるのかもしれません。現代 社会における他者への「不寛容」について、作家の写真や様々なアーカイブ資料などを組み合わせて 一つの物語として表現されています。

優秀賞:神林優展 PREFERENCE
遠くから見ると淡いホワイトのグラデーション。神林の写真は鑑賞者が近づくに順い、それらがスケー トリンクの滑走痕、カッティングマットに残ったキズ痕、そして紙の折り目等が写っていることに気づき ます。 人が介在することで残った無数の線。その意図せず顕れた線をサンプリングするだけでなく、そこに 最小限の光を取り込んで作品化しようとする作家の視点。ミニマムな表現を通じて鑑賞者と作品の距 離を縮め、静かな対話をつくり出そうとしています。
第5回 EMON AWARD 受賞者

グランプリ:山田弘幸展 Fragment
被写体や技法に依存しない(偶然が関与した際に顕れるドキュメンタリー特有の)瑞々しさに触れるような極めて感覚的なもの。もし写真の魅力は?と問われたら、それはひとつの回答になるかもしれません。山田弘幸は時間や意識の流動で起こるイメージの断片(Fragment)を写真で記録し、彼が言う『画像の進行形』を繋ぎ合わせてイメージの可視化を試みます。それは、身体の内から沸き立つ熱に似た正体不明の衝動であり、簡単に解き明かせられるものではないかもしれません。写真、ドローイング、映像を組み合わせ、独特な特殊転写技法によって表された山田弘幸の世界観が多くの審査員を唸らせたその理由、そして未来へ向かう日本の現代写真の多様性の一端をご覧いただきたいと思います。

優秀賞:西井知早展 Slack Stream
大学で写真を学びながら制作した作品『陰は巡る』は、生まれ故郷に向けられたその独特な眼差しが多くの審査員の評価に繋がり特別賞を受賞。荒涼とした冬の砂丘、自然に晒された岩肌、仄暗い室内に横たわる裸の女性、漆黒の中に浮かび上がる朽ちた一本の櫛など、事物を通し言葉では伝えきれない、目に見えないものを写真にとらえようとしている西井の写真は、じっと見ていると心の奥へ奥へと訴えてくる魅力がある。今後が期待される若き気鋭の作品をご紹介致します。

優秀賞:吉田亮人展 Tannery
バングラデシュの首都ダッカに世界10大汚染地域の一つに数えられている「ハザリバーグ」とい う皮なめし工場地帯がある。 ここには約200もの皮なめし工場が集まり、約2万人もの労働者がこの産業に従事している。 原皮から皮をなめし、「革」に仕上げていくには非常に複雑な工程を経る。その過程で有害な化学薬品を何度も使用する。しかし安全・環境対策がなされていないため、ここで働く労働者達の健康被害は甚大だ。 そのような現実の下で生産された革は欧米各国、そして日本など世界を駆け巡り、靴や鞄やベルトなど革製品へと形を変え、私たちの手元にたどり着く。
第4回 EMON AWARD 受賞者

グランプリ:該当者なし 優秀賞:岡部稔、朝山まり子
第3回 EMON AWARD 受賞者

グランプリ:田畑信之
審査員賞:矢内美春、飯島モトハル、白倉利恵
第2回 EMON AWARD 受賞者

グランプリ:東川哲也
審査員賞:Yusuke Sakai、松本カヨ子. 松永佳子
第1回 EMON AWARD 受賞者

グランプリ:鈴木諒一
審査員賞:飯島モトハル、竹下修平、寺門豪