EXHIBITION
2007


KOJI ONAKA Exhibition
2007.11.27 tue - 12.26 fri
尾仲浩二展 「馬とサボテン」
尾仲浩二氏の新しい方向性を示す個展を開催いたします。
2000年から始まったカラー撮影は、「アコースティックからエレキギターに持ち替えた感じ。」と本人が言うように、それまでのモノクロ表現から抜け出し、果てしない冒険へと旅立っていくようなエネルギーに溢れている。
旅に出た場所はメキシコ。 強い陽射しとハリケーン。タテ位置に切り取ったパノラマサイズの大型作品が目を引く最新作に、どうぞご注目いただきたい。


MISAKI SATO Exhibition
2007.10.29 mon - 11.17 fri
佐藤美沙紀展 「夢想花」
佐藤美沙紀氏は 東京造形大学・美術科絵画を経て、日本写真芸術専門学校を卒業。経歴からも伺えるように、写真を媒介させつつもその枠に捕らわれず、美術全般を俯瞰しながら独自の表現を追求しようとしている。
複雑な行程が踏まれた佐藤の作品は、彫刻、撮影、プリント、ペインティングといったプロセスをすべて自らこなし、一瞬を切り取る写真でありながら完成に至まで実にたくさんの時間を費やしている。 そのメッセージは、微細な振動となり私たちに響き語りかけて来ることだろう。


Uchibayashi & Naonori Nishiyama Exhibition
2007.10.09 tue - 10.25 fri
内林武+西山尚紀 「0(ゼロ)を繋ぐ」 造形作家と写真家の二人展。
「0-ZERO-を繋ぐ」は、少年期に抱いた感覚が核となって作品を紡ぎ出す2人のアーティストによるエキシビションです。近未来をイメージをした内林氏の作品に、子供の頃の心象風景を描いた西山氏の写真映像が組み込まれて、ひとつの空間を飾ることとなった。内林氏にとっての「0」は、何かを生み出そうとする瞬間のパワーであり、西山氏にとってそれは「創作の原動力」なのだと言う。
作為などとは無縁の作品「0-ZERO-を繋ぐ」は、現代社会の中で生きるすべての人の心に染み込んで来るに違いない。



TETSUYA OHMURO Exhibition
2007.08.21 tue → 09.08 sat
厳格な構図の中に切り取られた、偶然と必然の美。
大室徹也は、広告写真を中心に活躍する傍ら、プライベートで全国を周り開発が進む町の風景を追っている。都市開発で整備されようとしている所、またはされた場所。
「ニュー・コンポジション」と題された今回のシリーズは、何気ない人工物と自然が重なる風景に向けて切り取られた。
すべての作品が4×5フィルムで撮影されていることからも、デジタルとは一線を画す。それら作品群は感情をコントロールし、構図をより意識的に追求している。




NAOKI FUJIOKA Exhibition
2007.08.04 sat - 08.19 fri
藤岡直樹展 「記憶の彼方」
本展「記憶の彼方」で藤岡直樹が魅せる詩的で繊細な世界観を紹介いたします。
眩い輝きを放つ草原、刻々と変わる波の表情、どこか切なくも愛おしい象の姿。
一連の作品群は、心の奥に封じ込めていたノスタルジックな映像を想起させ、曖昧な輪郭がぼんやりと心地よい。
目紛しく過ぎ去る日常では得られないこの感情は、不思議と人を成長させてくれるのではないだろうか。


YOKONAMI OSAMU Exhibition
2007.07.17 sat - 08.06 mon
横浪修展 『イノセント』
初の個展となるこのエキシビションは、横浪修の近年の作品と撮りおろし作品を展示。モード界において、ひとり異色を放つ横浪のスタイルは一貫してニュートラルで、何かのスタイルに分類できるものではなさそうだ。
すくっても、すくっても手のひらから逃げてしまう水のように、彼の作品は透き通った透明感が溢れ、子供の表情や辺りの空気には無垢で未完成なものだけが持ち得る目映さが反映される。



TAKEHIKO NAKAFUJI & RYOICHI SAITO Exhibition
2007.06.125 the- 07.14 sat
中藤毅彦+齋藤亮一展
今回の展覧会で紹介されているのは、日本社会から遠く離れたロシアや東欧などの旧共産圏の人々の何気ない日常である。
この展覧会で写真を紹介している齊籐亮一さんと中藤毅彦さんは、年齢も違うし、育った環境も異なる。それぞれの視点で旧共産圏の人々を撮ることによって、思想・学説 ・制度の影響を超えて普遍的に存在する人間の姿が浮かびあがってくるだろう。




KAZUAKI KAMEYAMA Exhibition
2007.04.17 tue - 04.29 sat
亀山和明展 『七里ヶ浜・9ライブラリー』
私と同業だった彼は、長年デザイン事務所の主宰でありながら、あっさりと会社を畳んで画家宣言をしたのが2002年。
2004年元旦。3年間に自分に課した約束は、一日も欠かさず同じ場所で絵を描くこと、だった。
亀山和明による湘南海岸の1,096枚のスケッチ展。「湘南を描いた図書館」がエモン・フォトギャラリーに出現します。




SPIRAL LIFE Exhibition
2007.04.02 mon - 04.14 sat
美術家・吉原悠博展 「吉原家の130年」 明治〜昭和の吉原写真館に眠る肖像写真。
明治3年 (1870年) から続く肖像写真専門店「吉原写真館」(新潟県新発田市)。
外科医だった吉原秀齋に始まった吉原家の肖像写真は、明治・大正・昭和の激動の時代を経て、現在、6代目・悠博氏に受け継がれている。
当時の写真は、銀塩乳剤をガラス板に塗布した感光材「写真乾板」が使われていた。時を経て近年、吉原家の蔵から膨大な数の「乾板」が発見されたのである。
美術家・吉原悠博とモノクロプリントに定評がある池添数美氏の協力を得て、この広尾の会場に写真・映像作品として当時の写真が蘇ることとなった。




Takeshi Kainuma & Kei Nakamura Exhibition
2007.03.07 wed - 03.30 fri
写真家・海沼武史+彫刻家・中村圭展
『森の声』と題されたこの展覧会は写真家・海沼武史、彫刻家・中村圭のコラボレーション展です。海沼は「BUSH」シリーズの延長上に位置する「Rip Van Winkle - In the Grove」と題されたモノクローム作品を出品。一方中村圭は大胆にデフォルメされた動物、また人体を模した近未来的なオブジェを展覧する。 平面と立体作品とがエモンギャラリーで交差し、私たちの原始的な感覚を呼び覚ましてくれるだろう。