EXHIBITION

2017

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BALLENESQUE | Roger Ballen Exhibition

2017/10/20 fri - 12/20 wed 

EMON Photo Gallery 12th Anniversary Project

Roger Ballen "BALLENESQUE” Tokyo Premiere Exhibition

This autumn, to mark our twelfth anniversary, we are delighted to invite photographer Roger Ballen for an exhibition at Emon Photo Gallery. Roger Ballen was born in New York in 1950.  He graduated from the University of California, Berkeley, and travelled the world extensively before settling in Johannesburg, South Africa.There, Ballen has spent the last thirty five years doing his photography, giving rise to an impressive body of work.  The Outland series of 2001, published by Phaidon press, was particularly significant in his rapid rise to fame. The impact of his equally provocative subsequent works on the photography and art world hardly needs mentioning.

 

Currently, Ballen was part of a collaborative exhibition titled “No Joke” at Diesel Gallery in Tokyo, as well as exhibiting an important installation project in Arles from July.  The exhibition at Emon Gallery coincides with the publication by Thames and Hudson of his latest book “Ballenesque:  Roger Ballen – A Retrospective”, a powerful insight into Ballen’s life of art.  The exhibition will feature innovative works from the past together with some of his latest pieces.

 

Ballen’s photographs are characterised by the compelling people within, shot against windowless, stained walls strewn with graffiti and chaotic wire configurations. These elements pervade his work.  Impinging on the realm of painting, Ballen’s photographs house an unidentifiable aesthetic that can best be describes as “Ballenesque”.  Thus, the supernatural world of Roger Ballen robs us of words and nestles deep into our subconscious mind.

 

At the heart of works from the earlier part of Ballen’s career lays an empathy for people living on the edge of society.  His later works see a shift away from society as motif and toward the psyche, embodied in a more avant-garde expression incorporating drawings and configurations of space.

 

Philosopher Simone Weil proclaimed “Good is to be found scattered like sand amongst evil. Purity is the power to be able to hold one’s gaze on filth.” Regarding her quote, Ballen’s photography is between the real and unreal, he draws a world of anxiety but we could find a sense of innocence within. All these aspects shall enter the nonlinguistic deepest places of the human mind. The instinctual reaction is to brace oneself and withdraw slightly, and his works are viewed with baited breath. Ballen’s photography shall release one’s mind and could give much more freedom to the viewers.

 This exhibition spans the landmark Outland (2001) series through to Ballen’s recent Theatre of Apparitions (2016). We are delighted to invite one and all to experience the world of Roger Ballen. He is an artist whose every step has helped establish a truly singular approach. And yet, via a repeating cycle of rebirth and transformation, he continues to defy categorisation.

Roger Ballen    www.rogerballen.com

Roger Ballen is a photographer born in New York, USA in 1950 who now resides in South Africa. He is regarded as one of the most important figures in photography in the 21st century. For over 30 years he has lived and worked in Johannesburg. Ballen’s unique style of photographic expression has evolved through the use of a simple square format and beautiful black & white tones. His recent series include elaborate images featuring techniques normally reserved for paintings, collages, or sculptures. Despite having invented this new form of hybrid aesthetic, there is no doubt that Ballen’s roots still remain firmly in the photographic realm. He directed the music video “I Fink U Freeky” for Cape Town rave/hip-hop group Die Antwoord in 2012, which has amassed over 90 million views on YouTube as of today.

BALLENESQUE | ロジャー・バレン展

会期:2017/10/20 fri - 12/20 wed 

ロジャー・バレン  www.rogerballen.com

1950年米、ニューヨーク生まれの写真家。現在南アフリカ在住。21世紀で最も重要な写真家の一人として知られ、35年以上に渡ってヨハネスブルクに住み制作をしている。バレン独特の写真表現は正方形のフォーマットとモノクロームの美しい階調をもって進化を遂げ、近年の作品で見られる精巧なイメージは通常絵画で使われる技法やコラージュ、彫刻表現をも取り入れている。ハイブリッドな美学様式を発明しているが、今なおロジャー・バレンの根幹にあるものは写真表現である事は確かである。2012年、南アフリカのケープタウンで結成されたレイブ/ヒップホップグループ、Die Antwoordのミュージックビデオ『I Fink U Freeky』の監督を務め、このYouTube動画は現在までに9000万回以上の視聴回数を記録している。また2017年7月からはフランスのアルル国際写真祭にて廃屋を使い大規模なインスタレーション作品を発表し注目を集めている。

エモンギャラリー12周年アニバーサリー企画

21世紀で最も重要な写真作家の一人に数えられる写真家ロジャー・バレン。

東京初の展覧会“BALLENESQUE”を開催致します。

ロジャー・バレンは1950年ニューヨーク生まれ。カリフォルニア大学バークレー校を卒業した後に様々な国を旅して周り、現在は南アフリカ・ヨハネスブルグに在住しています。バレンはこの土地で35年に渡たって写真の可能性を探り、実験的なアプローチによって作品を次々と発表。2001年作品 ”Outland” で一躍その名前を世界に広め、その後のセンセーショナルな創作活動は写真界のみならず美術界全体の注目を集めました。

 本展は、“BALLENESQUE/バレネスク”と題されたキャリアを通覧する作品集の出版に伴い、これまでの革新的な作品を集めてお披露目する東京初の展覧会です。

 

バレン作品の特徴はその強烈な人物像にあります。また、窓のない壁や落書き、シミや針金といった要素。人物とそれら複合的要素が光と影の中でぶつかり合い、接合と分裂を繰り返してこれ以上足すことも引くこともできない一瞬を記録しています。正体不明の何かを宿して絵画に肉迫する写真。 バレンのこの超現実的世界は私たちから言葉を奪い、深く意識の中に留まらせようとします。

 初期から中期の作品は、社会の周縁に生きる人々に向けられ、中期からは人物モチーフを遠ざけるも、ドローイング、空間構成に及ぶより前衛的な表現に移行。展覧会タイトルともなった「BALLENESQUE=バレン的な」は、この長きに渡るバレンの創作活動を象徴するにふさわしい言葉として採用されたのです。

哲学者シモーヌ・ヴェイユの 『善というものは常にこなごなになって悪の中に散らばっているものである。純粋さとは、汚れをじっと見つめる力のことです。』 この言葉を想起させるバレン作品は、夢とも現実ともつかない不穏な世界を描きながらもどこか無邪気さを遊ばせ、言葉では形容し難い奥行きを持って人の心の深部に入り込むでしょう。一瞬身構え、息を凝らして見る写真。バレンは観る人の観念を解放し、わたしたちにより自由を与えようとするかも知れません。

 本展では、代表作“Outland,2001”をはじめ、“The Theatre of Apparitions,2016” までの8シリーズから構成。独自の様式を確立しながらもそこに囚われず、自ら殻を脱ぎ捨て、再生と変貌を繰り返すロジャー・バレンの世界をどうぞご覧ください。

ロジャー・バレン新刊作品集

『BALLENESQUE:  roger ballen – a retrospective』Thames and Hudson刊

予約受付はメールまたはお電話にて  

emon_photogallery@emoninc.com 03-5793-5437

『BALLENESQUE』普及版12,000円(税込)

ハードカバー、336ページ

本体308mm×326mm

『BALLENESQUE』

コレクターズエディション  

限定 100セット 残部1部  Edition 74/100

(サイン入りオリジナルプリント付)

オリジナルプリント付     102,600円(税込)

オリジナルプリント額装付   129,600円(税込)

プリント用タトウ+ 布張りスリップケース

311mm×335mm付き

ハードカバー、336ページ

本体308mm×326m

 

​ご購入者の方にはエモン特性エキシビションカタログを差し上げます。

2017/10/22 sun   18:30-            緊急開催 POSTにてロジャー・バレン トークイベント開催決定

日時:2017年10月22日(日) 
   18時30分〜20時 (受付開始18時)
会場:POST 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
協力:エモン・フォトギャラリー

※新刊『BALLENESQUE』12,000円(税込)に伴い、ブックサイニングも行います。来日中最後のイベントとなりますので是非ご参加下さい。

受付はWEBまたはお電話にて受付中。

http://post-books.info/…/talk-event-roger-ballen-ballenesque

 

終了いたしました。

2017/10/18 wed   19:30-              銀座 蔦屋書店 ロジャー・バレン トークイベント開催決定

※新刊『BALLENESQUE』12,000円(税込)に伴い、ブックサイニングを行います。

参加費1,500円

受付はWEBまたはお電話にて受付中。

WEBはコチラをご覧ください。(銀座蔦屋書店ページへ)

tel : 03-3575-7755

 

終了いたしました。

2017/10/21 sat   14:00-15:00       ロジャー・バレン トークイベント  

インタビュアー:若林恵(『WIRED』日本版 編集長)                    1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、出版社平凡社に入社。『月刊太陽』の編集部スタッフとして、日本の伝統文化から料理、建築、デザイン、文学などカルチャー全般にかかわる記事の編集に携わる。2000年にフリー編集者として独立。2011年より現職。

​ゲストスピーカー:太田睦子(IMA編集部エディトリアルディレクター)

1968年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、サントリー東京広報部に勤務。その後、編集者として『マリ・クレール』『エスクァイア』『GQ』などの雑誌でアート、写真、文学、旅、ライフスタイル、食などを担当。フリーランスとなり、雑誌や単行本、作品集、美術館カタログの編集のほか、アートプロジェクトなどに携わる。2012年に株式会社アマナからアート写真雑誌『IMA』を創刊。エディトリアルディレクターとして、雑誌、写真集を刊行。また、天王洲にてIMAギャラリーを運営、若手作家を国内外に紹介する他、写真展や写真関連イベントやワークショップ、ポートフォリオレビューなどを開催している。

特典:ワンドリンク付き+『WIRED』最新号プレゼント。

また新刊『BALLENESQUE』12,000円(税込)をご購入(予約可)いただいた方には、トークセッションの入場料をご返金致します。

(ブックサイニングも実施)

​※満員御礼 受付は終了いたしました。

 

終了いたしました。

2017/10/21 sat   15:30-                ブックサイニング 

Thames and Hudson社の新刊、『BALLENESQUE: Roger Ballen-A Retrospective』。キャリアを通覧する作品集の出版に伴い、ブックサイニングを行います。現在も受付中です。 

 

終了いたしました。

6th EMON AWARD | 受賞者展

グランプリ受賞者 大坪晶展  2017/08/18 fri   - 09/09 sat

  特別賞受賞者 岡本裕志展 2017/09/19 tue - 09/30 sat 

  特別賞受賞者 神林優展  2017/10/03 tue - 10/14 sat  

審査員

飯沢耕太郎(写真評論家)

岩渕貞哉(美術手帖・編集長)

河内タカ(便利堂海外事業部ディレクター)

山口裕美(アートプロデューサー)

鈴木芳雄(編集者、美術ジャーナリスト) 

中西玲人(アートプロデューサー/echo visions代表)

小松整司(EMON・ディレクター) 

EMON AWARDは、写真・映像の新たな支流を創りだそうとするアーティストにフォーカスする公募展。第6回を迎えた募集では、ドキュメンタリーからコンセプチュアルまで102名の個性的な作品が寄せられ、今年2月にファイナリスト8名による公開プレゼンテーションと審査が行われました。 6thEMON AWARDクランプリに輝いたのは、無作為に集めた人物写真を使って記録と記憶を探求した、コラージュ作品の大坪晶。また特別賞として、ドキュメンタリー作品の岡本裕志、ミニマルな写真表現を追求した神林優がそれぞれ受賞。芸術と密接に関わろうとする写真メディアの可能性を追う3人のアーティストの作品をご覧いただきます。 グランプリ展は8月18日から、そして特別賞展へと2か月に渡るエキシビションがスタート致します。

グランプリ受賞者 大坪晶展  2017/08/18 fri   - 09/09 sat

​        レセプション      08/18fri     18:00〜

Portrait and Crowd

自身が撮影・収集してきた膨大な写真サンプルを使い、身近な家族、或いは感銘を覚えた歴史上の人物等の肖像をコラージュで表しています。矛盾をかかえる社会の中でも、繊細に想像力を膨らませて生きる人々への想いが紡がれています。写真作品でありながら絵画と等しくすべて手作業によるもの。現在と過去が交錯して時間軸が喪失するような忘我の状態を淡々と表現した正円の作品9点に加え、新作のシルクスクリーン作品も交えて構成するソロエキシビション。

Collective Memories of a Family - ある家族の集合的記憶 Collage, Photographs, Sculpture, 2017

 

イタロ・カルヴィーノの小説「ある写真家の冒険」に『もしか したら真の全体的写真というのは、しわくちゃになった大虐殺 や戴冠式を背景にした私的な像の断片の集積なのかもしれない』という一節があります。ファミリーアルバムや卒業アルバムの 中の写真と収集した群衆の記録を糊付けし繋ぎ合わせることで、写真アーカイブから呼び起こされる集合的記憶を表せるのでは ないかと考えました。彫刻の原型である頭像に写真を糊付けし、 平面から立体への移行を行うことで、メディウムやジャンルを超えた人間の実存「全体性へと至る個性化の過程」を探求しています。

大坪晶

2011年東京藝術大学 先端芸術表現専攻修士課程を修了。2013年プラハ工芸美術大学(AAAD)コンセプチュアルアート学部/写真専攻修士課程を修了。受賞歴に2016年KG+PublicAward、2015年Nikon Salon 三木淳賞奨励賞等多数

特別賞受賞者  岡本裕志展  2017/09/19 tue   - 09/30 sat

We do not need you, here. / If I could only fly.

2004年、ある事件をきっかけに日本社会の誰もに名前と顔を知られることになった作家の友人の過 去を遡り、再構築を試みたコンセプチュアルドキュメンタリー作品。作家の友人の体験を元に、事件が 起きたことで降りかかってくる匿名の批判と誹謗中傷、集団の中で個人を簡単に異端へと追いやる日 本の社会構造に焦点が当てられています。他者へ「後ろ指をさす」という行為は絶えず社会の中で循 環し、我々の生きる社会では常に誰もが誰かに後ろ指をさされる存在であるのかもしれません。現代 社会における他者への「不寛容」について、作家の写真や様々なアーカイブ資料などを組み合わせて 一つの物語として表現されています。

岡本裕志

1990年東京都生まれ。立命館アジア太平洋大学(社 会学・人類学を専攻)卒。在学中に東部アフリカを訪 れる。卒業後、映像制作会社勤務を経て写真家、映像 ディレクターとして独立。社会と個人の関係性に注目

し、国内外でプロジェクトを行う。 2016年写真集「Recruit」DummyAward Kassel 準グランプリ受賞(ドイツ)。 FoamMagazine掲載

( オ ラ ン ダ )、ニ ュ ー ヨ ー ク 近 代 美 術 館( M o M A )ラ イ ブラリー)永久収蔵。

ステートメント

これは、僕の友人の個人的な体験を元にした日本社会における 「不寛容」にまつわる物語である。
2004 年 4 月、当時 18 歳の僕の友人は日本中の誰もがその顔と名前を知る 存在となった。

古くから日本社会は無数の地域コミュニティで構成され、人々はそれぞれ 己の属するコミュニテイの中で、助け合いながら生活を営んできた。 その一方で一度、共同体の秩序を乱す者は、完膚なきまでにその社会から 排除されるのが常である。

集団の和を乱す異端の存在に対して、我々は後ろ指を指すのである。 それはときに社会の正義のために。 ときに理由のない憎悪のはけ口として。 ときにくだらない日常を満たすささやかな楽しみとして。

誰もが誰かに後ろ指を指し、誰かに後ろ指を指される存在であり続ける。 あなたが、我々の社会の一員である限り。

<オープニングイベント>

トークセッション岡本裕志 × 今井紀明(NPO D×P代表、本作主人公)

9月19日(火)17:30~ 入場: 1000円

https://www.facebook.com/events/2596717513897591/?fref=ts

特別賞受賞者 神林優展  2017/10/03 tue   - 10/14 sat

​        

PREFERENCE

遠くから見ると淡いホワイトのグラデーション。神林の写真は鑑賞者が近づくに順い、それらがスケー トリンクの滑走痕、カッティングマットに残ったキズ痕、そして紙の折り目等が写っていることに気づき

ます。 人が介在することで残った無数の線。その意図せず顕れた線をサンプリングするだけでなく、そこに 最小限の光を取り込んで作品化しようとする作家の視点。ミニマムな表現を通じて鑑賞者と作品の距 離を縮め、静かな対話をつくり出そうとしています。

​ステートメント

スケートリンクの滑走痕、カッティングマットに刻まれた痕、折り紙の折り目。

無数の線は、それぞれが私たちの運動の軌跡です。

具体的な運動の軌跡のイメージを、抽象的な線という観念に還元してみる

現実のイメージが写真を通してその観念の実現としての写真となること。

私が楽しんでいるのは、写真を通して行うそんな個人的な遊戯なのかもしれません。

神林優

1977年長野県生まれ。2002年多摩美術大学卒業。 2010年文化庁新進芸術家海外研修制度で渡米し、 NYを中心に活動を行う。主な展示に「トーキョーワン ダーウォール」東京都現代美術館2009年、「Three Japanese Contemporary Photographers」 hpgrp gallery New York 2011年等。

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Street Rambler -PARIS | Takehiko Nakafuji Exhibition

2017/07/07 fri - 08/08 tue 

Opening Reception  07.07 fri 18:00 Start (Free)

EMON Photo Gallery would like to announce an exhibition by photographer Takehiko Nakafuji. Nakafuji is known for his edgy straight photos of cities, winning the Higashikawa Special Photographer Award in 2013, and the Hayashi Award in 2015. Nakafuji was also selected for the Contemporary Japanese Photography Exhibition at the Tokyo Photographic Art Museum, reflecting the increasing attention he is drawing of late. The upcoming EMON exhibition will feature a careful selection of his photos of Paris taken over six years, intermingled with some of his most recent pieces.

Nakafuji was born in Tokyo in 1970. He was part of the prestigious 1st Department of Literature at Waseda University, and graduated in photography at the Tokyo Visual Arts College. His private work shooting cities parallels with his work as a freelancer. He began with a documentary approach to shooting former socialist countries such as Russia and Cuba, and now extends to cities with large immigrant populations, such as Paris and New York. His vision lies in the narrow gap between the “snap” and the documentary photo, producing a significant body of monochrome work that deftly captures the interplay of light and shadow. Numerous solo exhibitions in Japan and France have helped Nakafuji diligently refine his creative expression over the years.

“As a photographer, I came across a strong vein of inspiration” Nakafuji says of Paris. He had traveled the world, yet settled on Paris: the home of Atget’s tranquillity, Bresson’s decisive moment, not to mention the masterpieces of Brassai and Kertész. “Even so, there is still untapped charm in this city” insisted Nakafuji on his numerous trips there, each time a little more drawn in by the sheer breadth of the city’s broadminded acceptance of diversity.

The questionable neon of the pleasure quarters, the wafting city aromas, the tree-lined roads and elegant, antiquated street corners overflowing with people of all creeds. Nakafuji melted into these scenes, and his photos pierce through the insignificant, daily goings on to scenes truly flamboyant in their vividness. His vision is more deliberate than a snap, yet lacks the sociality of documentary photography. Light and shadow is gladly welcomed through his lens in photos created not through a desire to suspend time, but perhaps in an effort to freely explore the realms of the unconscious.

The Paris series forms a lifework that Nakafuji wishes to continue building upon. As a single checkpoint in that process, photos in this exhibition represents the culmination of his journey so far, interspersed with elegant gelatine silver prints.

Takehiko Nakafuji Profile

Born in Tokyo in 1970. Withdrew from Waseda University 1st Literature Department, graduating from Tokyo Visual Arts Photography Department. Nakafuji has consistently focused on snapshots of cityscapes in Japan, Eastern Europe, Russia, Cuba, Paris, New York and more. He is the official photographer for rock acts such as Les Rallizes Dénudés, Yura Yura Teikoku, Masatoshi Tsunematsu and more. In addition to activities as an artist, he manages Gallery Niepce in Tokyo’s Yotsuya Sanchome area, conducting exhibitions and workshops there. His photo books are Enter The Mirror, Winterlicht, Night Crawler, Sakuan, Matapaan-Hokkaido, Paris, and Street.

Street Rambler -PARIS | 中藤毅彦展

中藤毅彦プロフィール

1970年東京生まれ。 早稲田大学第一文学部中退。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。 都市のスナップショットを中心に作品を発表し続けている。 国内の他、東欧、ロシア、キューバ、パリ、ニューヨークなど世界各地を取材。 また、裸のラリーズ、ゆらゆら帝国、恒松正敏などのロックミュージシャンのオフィシャルカメラマンを担当するなどアーチストの撮影も行う。作家活動と共に、東京四谷三丁目にてギャラリー・二エプスを運営、展示の他、ワークショップ等多数開催。 写真集に『Enter the Mirror』,『Winterlicht』,『Night Crawler』,『Sakuan,Matapaan-Hokkaido』,『Paris』,『STREET RAMBLER』がある。 第29回東川賞特別作家賞受賞。第24回林忠彦賞受賞。

 エモン・フォトギャラリーより、写真家・中藤毅彦展のご案内を致します。 中藤毅彦はエッジの利いた都市のストレートフォトで知られ、2013年東川賞特別作家賞、2015年林忠彦賞を受賞し、2016年東京都写真美術館「日本の新進作家展」に選ばれるなど、いま注目を集めている写真家です。本展は、この6年間で撮りためたパリの作品を選りすぐり、最新作を交えてお披露目します。  中藤は1970年東京生まれ。早稲田大学第一文学部を経て、東京ビジュアルアーツ写真学科を卒業。フリーランスの活動と平行させる「都市」を撮ったプライベートワークは、ロシアやキューバなどの旧社会主義国のドキュメンタリーに始まり、NYやパリの移民の集まる街に及んでいます。その視点は一貫してスナップとドキュメンタリーの狭間で追求され、光と影を巧みにとらえたモノクローム作品を次々と発表。日本やパリでも複数回個展を開くなど、自らの作品をよりいっそう洗練させていきました。  

「僕は写真家として激しく写欲をかき立てられる鉱脈に出会った。」と氏は語っています。これまで世界を巡って来た中藤がこれほどに想いを寄せ、写す対象として選んだパリ。ここはかつて、アジェが静謐を写した場所であり、ブレッソンの決定的瞬間を生んだ街であり、さらにはブラッサイやケルテスなど多くの写真家がこの都市を舞台に名作を生み出したことでも知られています。「それでもなお撮り尽くせていない魔力がこの街に在る」、と中藤は幾度もパリを訪れ、少しづつ清濁併せ呑むその懐の深さに引き込まれていったのです。

 歓楽街の怪しげなネオンの光、蒸せ返り漂う街の匂い、街路樹や寂びた街角にあふれる多様な人種。中藤は自らその渦の中に身を溶かし、何気ない日常にある一瞬を射抜いた写真はまばゆいまでに鮮烈です。スナップほど軽快でなく、ドキュメンタリーほど社会性を持たない独特の視点。レンズを通して光と影を自在に取り込む中藤の眼は、永遠に時間を止めようと働く以外に作為はなく、体の深部の「無意識の領域」に淀みなくコンタクトすることによって創出される写真なのかもしれません。 ライフワークとしてこの先も撮り続けていきたいというパリシリーズ。その通過点にある本展は、これまでの集大成として構成されるエキシビション。丁寧に焼かれたゼラチンシルバープリント作品を織り交ぜ展覧致します。

2017/07/07 fri - 08/08 tue 

Opening Reception  07.07 fri 18:00 Start (Free)

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On Labor | Akihito Yoshida 

Talk event  Yukari Ishii × Akihito Yoshida      

First part:    5.27sat 13:00〜14:00

Second part:5.27sat 14:30〜15:30  

1drink ・80seats  

fee:1000JPY

Sorry all seats are SOLD OUT

2017/05/26 fri - 06/27 tue 

Opening Reception  05.26fri 18:00 Start (Free)

※Closed on 06.05mon and public holidays

Akihito Yoshida was born in Miyazaki prefecture in 1980. Just before turning thirty, Yoshida quit his job as a teaching staff at an elementary school and chose to devote himself to photography. Despite the obvious tumult of this sudden turn of events, Yoshida took his first step as a photographer emboldened by the understanding of his wife and two young children. A first foray into a textile mill in India in the summer of 2010 led Yoshida to Bangladesh and brick factory workers, shipbuilders, tanners and other inhabitants of the third world manufacturing industry scattered throughout the Asian subcontinent: people he has dedicated himself to capturing. Yoshida’s vigorous pursuit of subject has born eye-opening fruit in the form of the Nikkei National Geographic Photo Award in 2015, a 2016 nomination in the Paris Photo Aperture Foundation Photo Book Award, the EMON Grand Prix Award in 2016, and a show at Kyotographie Photo Festival in 2017. The initial ripple of excitement toward Yoshida’s talent among those close to him has now expanded, and attention is mounting.

“What is work?” is a question that fuels Yoshida on his journeys to the factories of South Asia, where working and surviving are often inextricably linked, and where sensory and physical modes of communication trump the rationalism of the first world. Yoshida shoots through the heat-induced shimmer to capture the human aspect–the skill, passion, and occasional glimpses of pride amongst the workers. These straight photographs do not owe their power to technique or emotion as much as a documentary photographer’s ability to capture the vibrance of “that moment” in intensely intuitive photos that have mesmerised many thus far. The quest that permeates the foundations of Yoshida’s approach has elements of journalistic drive, however it is not interested in reporting. Nor is it fine art photography. Why did he become a photographer? Why does he travel the Earth meeting labourers in far flung lands? As this young photographer brimming with ambition seeks the answers, could not his camera act to both capture the essence of that which surrounds him, whilst also pointing inward to shed light on his search for himself?

We would like to present, 『Calico Factory Artisans』2010、『BrickYard』2012、『Screw Factory』2012、

and『Construction Road』2012.

Please come and enjoy the works of photographer Akihito Yoshida.

 

In cooporation with:

Artsist Statement 

Since the beginning, my photography has consistently focused on the shipyards, textile mills, ironworks and other industrial sites of Bangladesh and India, yielding photos that capture the form of the physical labourers.

Most of these sites rely on the cheapness of labour and the overwhelming population of workers, that enable operations to be fuelled by waves of humans.

These forms—overworked flesh arched taut as it manufactures—embody the primitive essence of labor itself, and vividly conjure up the joys and ordeals extant within.

For us in 21st Century Japan, these scenes appear as remnants of an antiquated time, yet they provide a momentary glimpse of the very bedrock of our capitalist existence.

The more I gaze upon these workers, the more I am immersed in thought as to what it really means to work.

BIOGRAPHY

AKIHITO YOSHIDA Born in Miyazaki in 1980, Akihito Yoshida earned a degree in Special Education from Shiga University and then taught Japanese for a year at a university in Thailand.Upon returning to Japan,He taught at a primary school in Kyoto for six years and then, in 2010,began a career as a documentary photographer.He has self-published two photobooks-Brick Yard(200 copies,2014)and Tannery (500copies,2016)-and will soon publish a third, Falling Leaves(111copies,August 2017),documenting the lives of his grandmother and cousin.Winner of the 2016 Nikkei National Geographic Photography Award for People,he was also short-listed for the 2015 Paris Photo Aperture Foundation Photo book Award. Yoshida lives in Kyoto. 

 

AWARD

2016  Participation KYOTOGRAPHIE 2016

2016  NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO PRIZE 2015  People category First Prize 

2016  EMON PHOTO AWARD special prize 

2015  Paris Photo-Aperture Foundation PhotoBook Award2015 First PhotoBook Shortlist 2015 

2015  konica Minolta Photo Premio Grand Prize2014  

2015  KYOTO GRAPHIE PLUS BEST4 EXHIBITION  

2014  Konica Minolta Photo Premio Prize

2013  Kyoto Photograph bien’nāre

2013  Ueno Hikoma Awards, Japan Photography Art Encouraged Prize, Mainichi Newspaper, Japan

2012  Ueno Hikoma Awards, Japan Photography Art Encouraged Prize, Mainichi Newspaper, Japan

2011  Nominate,  EPSON Gallery Spot Light Institution  

On Labor | 吉田亮人展

 エモン・フォトギャラリーより、新進の写真家・吉田亮人展のご案内を致します。

 吉田亮人1980年宮崎県生まれ。吉田は30歳を目前にそれまで務めてきた小学校教員職を辞し、写真の道に身を投じます。その突然の方向転換は周囲を驚かせるも、家族(妻と二人の娘)の理解を支えに写真家としての一歩を踏み始めました。

 2010年夏、向かったインドの染織物工場に始まり、バングラディッシュの煉瓦職人、造船場や皮鞣し工場などの労働者たちを記録に残し、南アジアに数多く点在する製造業に携わる人々を撮ることに没頭していきます。そうした精力的な活動は実を結び、日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015、パリフォト2015アパチャーブックアワードノミネート、エモンアワード2016優秀賞、KYOTOGRAPHIE2017出展など目を見張る経歴を残しました。吉田の身近な人達の間で小さな波紋が生まれ、いまその波紋はさらなる広がりとなって注目を集めています。

 

 「働くとはなにか」吉田は一貫してこのテーマを追い求め、仕事と生きる事が直結する南アジアへと向かいます。それらは先進国の合理性よりも肉体と感覚的なコミュニケーションが優先する地域。吉田は労働者達の技や情熱、また時折顔を出す誇りといった人間味にも近づき、熱を帯びてバイアスがかかる瞬間を射抜こうとします。そのストレートな写真は、技法や情緒性に依存しない、偶然が関与した際に現れるドキュメンタリー特有の瑞々しさに触れる、そんな極めて感覚的な写真となって多くの人々を惹きつけていきました。

 吉田の根底に流れる探求は、ジャーナリスティックな視点を持ちながらも一線を画し、しかしファインアートに向かう写真とも異なります。写真家へ転向を宣言した時に想ったカメラを持つ本当の意味。遠く海を越えて働く人々に会いに行く理由。それを確かめようとする吉田にとって、また野心あふれるこの写真家にとってカメラとは、外に向けられるツールであると同時に自身に向けられた自己探求の道具なのかもしれません。

 

 本展では『Calico Factory Artisans』2010、『BrickYard』2012、『Screw Factory』2012、『Construction Road』2012の4つのシリーズから構成して展示し、エディションを設けて作品を販売致します。是非この機会に、新進の写真家・吉田亮人の仕事をご高覧ください。

 

協賛:

アーティストステートメント

写真を始めてから一貫してバングラデシュやインドに赴いては造船所や繊維工場、鉄工所など、あらゆる現場で働く肉体労働者の姿を写真に収めてきた。

これらほとんどの現場では労働賃金の安さと、圧倒的な労働人口の多さに頼って、人海戦術で作業が行われる。

己の肉体を酷使ながらモノを作り上げていく姿は、根源的な労働のかたちそのものであり、労働の中にある喜びや辛さを鮮明に浮き上がらせる。

21世紀の日本に暮らす僕達にとってそれは前時代的な光景として映ると同時に、資本主義社会の構造の一旦をここに垣間見ることができる。

僕は彼らを見つめれば見つめるほどにこの世界で働くこととは一体どういうことかについて思いを巡らすのである。

吉田亮人プロフィール

1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイにて日本語教師として現地の大学に1年間勤務。

帰国後小学校教員として6年間勤務し退職。2010年より写真家として活動開始。「働くとは何か」をテーマに国内外で撮影した作品を雑誌・写真展・写真集などで発表。

 

受賞歴

2017 KYOTOGRAPIE2017メインパートナー出展

2016 EMON AWARD 特別賞

2016 NATIONAL GEOGRAPHIC 写真賞2015 最優秀賞

2015 The Paris Photo Aperture Foundation 

PhotoBook Award2015 First PhotoBook部門

2015 京都グラフィー国際写真フェスティバルPLUS Best 4 

2014 コニカミノルタフォトプレミオ大賞

2013 上野彦馬賞 日本写真芸術学会奨励賞 他

Opening Reception    05.26fri 18:00 Start (Free)

トークショー 石井ゆかり×吉田亮人     

第1部:5.27sat 13:00〜14:00

第2部:5.27sat 14:30〜15:30  

1ドリンク付き・80名限定 入場料1000円

※現時点では立ち見でのご案内となります。

ご予約はメールにて受付致します。 emon_photogallery@emoninc.com

石井ゆかり ライター。著書『12星座シリーズ』(WAVE出版)が120万部のベストセラーとなる。他に、『愛する人に。』『「美人」の条件』(以下、幻冬舎)、『後ろ歩きにすすむ旅』(イースト・プレス)、『子どもの自分に会う魔法 大人になってから読む児童文学』(白泉社)など多数。

2017/05/26 fri - 06/27 tue 

Opening Reception  05.26fri 18:00 Start (Free)

※臨時休廊  06.05mon 

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The World of FOTOMO | Kimio Itosaki Exhibition

From April 21, EMON Photo Gallery presents “The World of FOTOMO”, an exhibition by photographer Kimio Itosaki. Itosaki was born in Nagano prefecture in 1965. His education consisted of biology in middle school before transitioning to art in high school and finally a design major at Tokyo University of Art and Design. A passion for avant-garde art has culminated in various continuing artistic activities themed on roads and streets captured in photo.

The title of this exhibition is a term invented by Itosaki combining “photo” and “model”. Itosaki was one of the many students impacted by the artistic concept created by Genpei Akasegawa and co. in the early 70s, known as Hyperart Thomasson, which focused on functionally useless relics or buildings that were preserved and had become pieces of art in their own right. Reflecting this influence, his fotomo body of work has been in progress since 1992, taking as subject the streets of downtown Tokyo that still bear Showa-era nuances despite ongoing redevelopment. Using his own photographic prints, he creates pop-up collages in the mode of classical “tatebanko”– a type of pop-up picture used a toy in the Edo period. From shooting to creating the pop-ups, all work is done by hand.

From 1996 to 2004, Itosaki’s fotomo were a hit feature in popular Tokyo walking magazine Sanpo no Tetsujin. With a quaint analogue tinge, they were in some ways educational materials showing people places of interest on Tokyo’s streets. However what separates Itosaki’s art form conventional paper craft are the perspective photos of buildings and people that magnify reality to stunning 3D visual effect. It is truly a unique form of collage that captures the imagination. 

Thirty prints will be exhibited,  chosen from original prints stretching back to 1992. Also available for viewing are recent works created from photos of Hong Kong.

2017/04/21 fri - 05/20 sat 

Opening Reception    04.21fri 18:00 Start (Free)

FOTOMO workshop       05.13sat 11:00〜17:00     fee:3000JPY 

​                                   for ages over 7 / parental guidance is required for primary school children

                                   to participate please mail to / emon_photogallery@emoninc.com   

                                

                                         

フォトモの世界 | 糸崎公朗展

2017/04/21 fri - 05/20 sat 

Opening Reception    04.21fri 18:00 Start (Free)

フォトモワークショップ  05.13sat 11:00〜17:00 参加費3000円 定員10名

​                                  7歳以上対象 小学生保護者同伴

                                  参加ご希望の方は下記にお問い合わせください。

                                  emon_photogallery@emoninc.com            

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糸崎 公朗(いとさき きみお)1965-

長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真を立体構成した「フォトモ」の他、様々な写真技法による作品を発表。個展他ワークショップ、雑誌連載など多方面に活動する。

個展

2012『盆栽×写真vol.2糸崎公朗作品展』

さいたま市大宮盆栽美術館

2008『金沢をブリコラージュする』金沢21世紀美術館

2004“FOTOMO x CITY” Multi-Perspective Sx

Editions/香港藝術中心

グループ展

2017『TOPコレクション 東京・TOKYO』 東京都写真美術館

2014『日本の新進作家vol.12 路上から世界を変えていく』東京都写真美術館

2010「コレクション+(プラス) メタモルフォーゼ!!!!!変身アート」/高松市美術館

2010「新潟への旅」/新潟市美術館 受賞

1999 キリン コンテンポラリー・アワード優秀賞

2001 コニカ フォト・プレミオ年度賞大賞

2003 第19回東川賞 新人作家賞  

出版

2007 「東京昆虫デジワイド」/アートン

2007 「フォトモの物件」/アートン 

アーティストステートメント

フォトモは平面である事が前提とされる写真を立体化した作品だが、これを再び平面に押し戻したのが今回メインとなる展示作品である。これは96~04年に雑誌『散歩の達人』に連載していた版下原稿として製作したものだ。フォトモを最初に発表したのは93年、池袋西武百貨店内のアトリエヌーボーという小スペースだった。この時、同じ池袋の東武百貨店では葛飾北斎展が開催され、そこで北斎作のフォトモにそっくりな立体作品が展示してあり仰天した。それは立版古という江戸時代のペーパークラフトで、パーツが並んだ木版画を切り抜いて組み立てると、浮世絵の世界が立体的なミニチュアとなって出来上がる。私は隔世的に優良な遺伝子を受け継いだことを確信した、と同時に直接的にも影響を受け、フォトモのパーツをバラバラに分解し平面にレイアウトした版下原稿を『散歩の達人』編集部に持ち込んだ。この連載原稿は全てフィルムからのプリントを手作業で精密に切り貼りしている。今はすべての作業がパソコンに置き換わり、文字通り「失われた技術」になった。この作品の一部は14年に東京都写真美術館に収蔵され、17年のコレクション展に出品された。この時同じ出品者の写真家山本糾氏は、私の作品に対し驚きをもって「キチガイだ」と評してくれた。思えば私は写真というものの外部に出ることで、写真そのものの根本を捉え直そうとしていたのである。

Kimio Itozaki 1965-

Creator of various works besides fotomo that employ a range of photographic techniques. His multitudinous creativity has resulted in solo exhibitions, workshops as well as features in numerous magazines. 

 

Solo Exhibitions

2012 Bansai x Photo vol. 2 Exhibition of Kimio Itoskai Works at Omiya Bonsai Art Museum

2008 Bricolage Kanazawa at the 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa

2004 “Fotomo x City” Multi-Perspective Sx Editions 

 

Group Exhibitions

 

2017 TOP Collection Tokyo at Tokyo Photographic Art Museum

2014 every stroller can change the world. Tokyo at Tokyo Photographic Art Museum

2010 Group exhibition on “Metamorphose”  Takamatsu Museum

2010 ”A trip to Niigata” Niigata City Art Museum 

Awards

1999 Kirin Contemporary Award for Excellence

2001 Konica Photo Premio Annual Award Grand Prix

2003 19th Higashikawa Prize  Newcomer Award

 

Publications

2007 Tokyo Konchu Digi Wide  / Aaton Shinsha

2007 Fotomo no Bukken / Aaton Shinsha

エモン・フォトギャラリーより、4月21日から開催される写真家・糸崎公朗展『フォトモの世界』のご案内致します。 糸崎公朗1965年長野県生まれ、東京造形大学卒業。中学は生物部、高校は美術部に属し、大学ではデザインを専攻。また前衛芸術に強い関心を寄せ、路上をテーマに写真で記録する様々な表現活動を続けています。 展覧会タイトルの「フォトモ」は写真とモデルを組み合わせた氏による造語。70年代初頭に赤瀬川原平らの芸術概念「超芸術トマソン」(存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用な物体、主に不動産を示す)が当時学生を中心に広がり、糸崎もまた影響を受けた一人として自身の創作活動に取り込んでいったのです。1992年から始まった「フォトモ」は、開発が進む中で昭和の面影を残す東京下町の路上を記録しています。そのプリント写真を使い、江戸時代におもちゃ絵として楽しまれた錦絵「立版古(たてばんこ)」の形式を取り入れ、撮影からコラージュまでのすべてを手仕事で行っています。 「フォトモ」は96〜04年まで雑誌「散歩の達人」に連載されて好評を博しました。アナログの味わいがあり、人々に町歩きの見所を示唆する教材的な意味を持っていたのです。しかし一般的なペーパークラフトと一線を画すのは、糸崎の「フォトモ」が現実を誇張したパース写真で表し、建物や人を折り重なるように構成した視覚効果にあるでしょう。観る者の想像力を掻立てるフォトコラージュのユニークな表現形態として観ることができるのです。 ノスタルジーと温かみを持った本作品群は、92年から続く原版として制作された作品を中心に約30点をご紹介します。また香港で撮影された最新の立体作品も展覧を予定しています。

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SAKURA | Kiiro Exhibition

EMON (Tokyo)    2017/03/15 wed - 04/08 sat 

Closing Party & Artist Talk Show 04.07fri 16:00 Start (Free)

4月8日(土)最終日は16:00までとなります。

KYOTOGRAPIE2017 KG+ 

Myomanji(Kyoto)2017.04.12 wed 05.14 sun
総本山妙満寺(大書院)Open 9:00-16:00 ¥500 京都市左京区岩倉幡枝町91

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エモン・フォトギャラリーより、3月15日から開催の写真作家Kiiro新作展と京都国際写真祭2017KG+出展のご案内を申し上げます。
Kiiroは一貫してコスモスを追い続け、自ら撮った写真を使って創作活動を行うアーティスト。写真の枠に収まらないその多彩な表現力は、ベルギー、パリなどのアートフェアで注目を集め、世界中のコレクターを魅了してきました。
新作では2009年から続くコスモスの題材を一変させて、日本の象徴「桜」に着眼しました。被写体となったのは人の手が入らない山桜。撮りためた膨大なイメージ画像を使ってコラージュするKiiroのフォトモンタージュは、桜に封印された「詩」を至るところに見つけ出し、タペストリーを織り上げるように視覚化していきます。隆起した幹と差し交わす枝の中でこぼれるように咲く花、また儚く散っていく様子。作者は、咲き誇る「静」、舞い散る「動」の様子を鋭く観察し、あるがままを一瞬の時間に閉じ込めようと試みるのです。
「花は野にあるが如し」と云った茶人・千利休の美学にも通じ、自然の秩序や調和が宇宙的な拡がりとなって表された意欲作『SAKURA』。4メートルを超える二対の屏風作品の他、6作品を交えてご紹介致します。
本作品は東京・広尾で展覧会を行った後、京都国際写真祭2017KG+に巡回。会場は「安珍清姫の鐘」で知られる京都・総本山妙満寺(大書院)に移され、桜を望む大広間にてインスターレーション展を控えています。

 

Artist Statement

The cherry tree is not brought to blossom by spring warmth,

it is spurred forth by the harsh cold of midwinter.

Fluttering, dancing blossoms in a blizzard that obscures

the surrounds and sheds life itself.

The calm, upward reaching shapes that disappear in transience

seemed to me as the roar of a dragon.

 

Memories of blossoms I gazed upon as a child remain somehow ungraspable, those elegant curves still disordered in my heart.

アーティストステートメント

桜が花を咲かせるのは、春の温かさではなく、

真冬の厳しい寒さが引き金となっている。

命を燃やし、辺りが見えなくなるくらい舞い散る桜吹雪。

悠々と空へと舞い上がり儚く消えていくその姿は

まるで龍の雄叫びの様に思えた。

 

幼いころのに見た桜の記憶は曖昧なまま、

その優美な曲線が混沌として今も心の中で眠っている。

協力:総本山妙満寺/株式会社片岡屏風店/print studio ENDO/株式会社ピクトリコ

EMON is happy to announce an exhibition of new work by photo artist Kiiro opening on March 15th, and its appearance at this year’s international photo fair KG+ in Kyoto.

Kiiro has dedicated himself to pursuing the cosmos flower, using his own photos of them to form his art. His multifarious creativity has seen him garner considerable attention at art fairs in art hubs such as Belgium and Paris where he has enchanted collectors the world over. 

Kiiro’s latest work takes a departure from the cosmos flowers he has taken as subject since 2009, and sees him turn his gaze to the flower that perhaps best symbolises Japan, the cherry blossom. In particular, his subject is the “yamazakura” mountain cherry blossom, untamed by the hand of man. Kiiro creates photo montage art out of the vast number of images he shoots, weaving a tapestry like visualization of the poetry extant in the cherry blossom’s every aspect. He captures the protruding trunks and intertwining branches through which blossoms cascade and scatter in ultimate transience. Kiiro closely observes both the “calm” of full bloom and the “motion” of falling blossoms, and challenges himself to capture the true nature of both in a single instant of time.

While sympathetic to the aesthetics of master of tea ceremony Sen no Rikyuu, who said that “flowers should always be as if in a field”, Kiiro’s Sakura form a whole universe dedicated to expressing nature’s version of order and harmony. We are excited to present it in the form of a folding screen over four metres in length, together with six separate pieces.

After showing at Hiroo in Tokyo, this work will travel to the 2017 edition of international photo fair KG+ in Kyoto. The venue will be Myomanji temple, known as the home of the fabled bell of Anchin Kiyohime, and will be available for viewing in the reception hall from which the temple’s cherry blossom garden is admired.

第6回 EMON AWARD プレゼンテーション展 

2017/02/18 sat - 02/24thu

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ファイナリスト8名によるプレゼンテーション展

作品力、コンセプト、プレゼン力が問われる写真のコンペティションEMON AWARD

102名の応募の中から選ばれた8名のファイナリストによるプレゼンテーション展、いよいよ開幕です。

2月18日(土)〜24日(金)一般公開とし、ファイナリスト8名の作品を展覧いたします。

2月25日の本審査に向けて発表する8名の精鋭達の作品をどうぞお見逃しなく目撃してください!

※25日公開審査の御観覧は定員に達したため受付終了といたします。

 

ファイナリスト8名

大坪晶           

大阪府 - 「記録と記憶」の系譜をたどる写真コラージュ

岡本裕志     

東京都 - 「死にたい。」その一言は、就職活動の真っ只中にあった大学の親友から突然届いたメールだった。

片山みつほ   

京都府 - アブストラクト・プリント<事実と虚構>

神林優         

東京都 - 素直に正面を見ることができず、見上げるか、あるいは下を向くか

Dai Ito        

東京都映画の・ようなもの

 

TOMM                
photographer

福岡県 - 祭事のエネルギーは、どのようにしてもたらされるのだろうか? 

藤元敬二      

東京都 - たぶん僕たちは似たもの同士だったのであろう。共に迷惑な人間であり、周囲の調和を乱す元凶だった。

李和晋             

東京都 - 自身の存在を巡って紡がれた物語は、やがて「わたしたち」の地図を描き出す。

公開審査・審査員

飯沢耕太郎(写真評論家)

岩渕貞哉(美術手帖・編集長)

河内タカ(便利堂 海外事業部ディレクター)

山口裕美(アートプロデューサー)

鈴木芳雄(編集者、美術ジャーナリスト) 

中西玲人(アートプロデューサー/echo visions代表)

小松整司(EMON・ディレクター)

 

The Photon and the Nude | Noriaki Yokosuka Exhibition

Starting on January 19th for a period of one month, EMON Photo Gallery presents an exhibition of the earliest private works of photographer Noriaki Yokosuka, entitled The Photon and the Nude.

Born in 1937 in Yokohama, Noriaki Yokosuka (1937~2003) graduated from Nihon University, majoring in photography. He first started to make a name for himself during his days as a student working for Shiseido, and later through his activities as a freelancer. Yokosuka’s posters for Shiseido each achieved landmark status, cementing his position as a true pioneer of fashion photography and propelling him to pursue his private photographic art with renewed vigour. His talent for taking photos that no one else could is well-illustrated in a comment by photographer Nobuyoshi Araki, working for Dentsu Inc. at the time, who said “He’s the first photographer of whom I was jealous.” 

A unique tenacity that took Yokosuka to new artistic dimensions is to thank for the awe and envy with which the spectacular world of advertising views him. Sorcery may not be too strong a term to describe his fascination with light and the human form in particular, something readily apparent in his remaining private works. His obsession with the flesh, his pursuit of light, creative modes that made free use of polarisation – the experimental genius of Yokosuka remains hidden even after his death, until now.

This exhibition focuses on series’ created between 1964 and 1972, including his debut series Shafts, works from the series Optics, and other carefully selected pieces. The exhibit will include original prints.

We invite you to come and enjoy the works of a photographer who not only defined advertising photography, but throughout a lifetime of calmly burnishing his approach, was able to constantly challenge the new.

 

 

 


2017/01/19 thu - 02/16thu

2017/01/19 thu - 02/16thu

光と裸体 | Noriaki Yokosuka Exhibition

この度エモン・フォトギャラリーでは、1月19日より一ヶ月間、写真家・横須賀功光の初期プライベートワークを集め、「光と裸体」と題して展覧会を開催する運びとなりました。

横須賀功光 Noriaki Yokosuka (1937−2003) 横浜生まれ、日大芸術学部写真学卒。学生時代から資生堂の仕事を手掛けて頭角を現し、卒業後はフリーとなって活躍。資生堂のポスターは次々と反響を呼んで瞬く間に広告写真の金字塔を打ち立て、その後も飛ぶ鳥を落とす勢いでファッションフォト、シリアスフォトを先駆していきました。「俺がはじめて嫉妬した写真家だった」と当時電通にいた荒木経惟氏が言うように、誰も真似ができない写真を撮る早熟の天才だったのです。

華々しい広告の世界で名声を上げ羨望されたのは、次元を超えて写真と向き合おうとする横須賀の執念に他なりません。特に、光と肉体について横須賀は魔術的と言えるほど関心があったことは、彼が残した数多くのプライベートワークで知ることができるのです。肉体への執着、光の探求、またソラリゼーションを駆使した技法など、その実験的な写真行為は広く公開されることなく、氏が世を去るまで続けられました。

今展では、1964年から72年にかけて制作されたシリーズ作品を中心に、初期作品Shafts『射』 、Optics『檻』他から選りすぐり、当時焼かれたオリジナルプリントを交えてご紹介致します。

生涯をかけて心眼を冷徹に磨き、常に新しい事に挑んだ横須賀功光の一端を、どうぞご覧ください。

Shafts   射 (1964年)

横須賀のプライベートワークの中で最も初期にあたる作品である。自ら作った金属をモチーフに空想空間を作り上げ、そこに光と影を操って闇から浮かび上がる硬質な光を捉えている。この奇妙な異次元空間は、氏のプライベートワークの中でも最も抽象的で謎めいた作品とされ、ストイックな感覚が際立ったまさに氏の原点となっている。

 

Optics   檻 (1969年)

1965年にニューヨーク近代美術館に於いて「感応する眼(The Responsive Eye)」という展覧会が開催された。これがオプティカル・アートの最初のデモンストレーションであるといわれている。それらの要素を氏は巧みに取り入れ、肉体と幾何学パターンを写真で表現したオプティカル・イリュージョン(錯視)を呼び起こす作品を作り上げた。

 

Caves   壁 (1972年)

作品『壁』は、肉体を極限まで追い込んで撮りたいという衝動が顕著に表れた横須賀の初期の作品である。緊張した肉体、反対にそこから解き放たれた濃密な時間を切り取った。弓を引き絞った緊張状態と、放たれた矢が的に当たった瞬間の解放状態のように、ストップモーションの芸術を無機質なシーンに肉体を連れ出して切り捉えている。

 

A Case of Exposure   光銀事件 (1989年)

肉体に魔術的と言えるほど関心があった横須賀がソラリゼーション技法を用いて制作した作品。横須賀は光と銀の印画紙が起こす化学反応の面白さに没頭していった。撮影時の光、引伸機の光、鑑賞する時の光。いくつもの光と戯れて銀の科学の偶然性が引き起こすプロセスを「目に見えない事件」としてタイトルが付けられた。

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togo Bldg.,B1 5-11-12 Minamiazabu Minato-Ku

Tokyo 106-0047 JAPAN.

Tel.    +81/3/5793/5437

Monday - Friday : 10am - 6:30pm

Saturday, Sunday, National holidays : Closed

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