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EXHIBITION

2019

『地が紡ぐ』公文健太郎展 

Kentaro Kumon Exhibition

EMON Photo Gallery 2019.01.15tue → 02.13wed

レセプション 01.15tue 18:00〜20:00

公文健太郎は1981年生まれ、兵庫県出身の写真家。これまでネパールをフィールドワークとして撮った作品集は6冊を数え、その土地で生活する人々を数多く写真に収めてきました。そして近年は活動を日本に移し、農業にフォーカスした作品『耕す人』を発表して新境地を拓きます。以来日本の土地に由来する暮らしや文化に眼差しを向けたドキュメンタリーを追いかけ、自身の写真がひとつのスタイルとなるまでに深化させています。 本展は、日本を巡る中でも特に惹きつけられたという土地・集落を訪ねるドキュメンタリー作品。青森県の能と神事を受け継ぐ地、栃木県の自然の恵み秘湯の地、そして長崎県の陶磁器の地を取り上げ、その土地に染み込んだ歴史と人々の営みをインスターレーションの要素を取り入れて、大型作品8点を含む46作品を展覧します。日本文化の一端を深味のあるグラデーションで包んだ公文の渾身作。どうぞご高覧ください。

公文健太郎『地が紡ぐ』あとがきより

僕は日本の農業に由来する暮らしや知恵をめぐる旅をしてきた。各地で引き継がれるそれらの文化は、「むかしからこうだからね」と言ってしまえばそれまでなのだが、本当にそれだけなのだろうか、とも思う。文化は密度の濃い繰り返しの中で凝縮され、人の言葉から土地の空気に染み込みその集落を満たす。空気を吸い、人は文化を受け継いでいく。 文字や言葉で明確に残されてきたものもたくさんあるが、その一方で多くの歴史は土地に染み込んで、形を変えながら土地によって紡がれ続いている。日本にはそんな場所がたくさんある。

公文健太郎写真集『地が紡ぐ』冬青社 1月15日よりギャラリーにて先行発売 B5変型112頁 上製本 価格3,700円+税

 

公文健太郎(くもん・けんたろう) 1981年生まれ。写真家 。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。近年は日本全国の農風景を撮影。2012年日本写真協会新人賞。

作品集

『耕す人』(平凡社)

『世界のともだち ー ネパール ー』(偕成社)

『ゴマの洋品店』 ネパール・バネパの街から(偕成社)

『だいすきなもの』ネパール・チャウコット村の子どもたち(偕成社)

『BANEPA』ネパール 邂逅の街 (青弓社)

『大地の花』ネパール 人々のくらしと祈り (東方出版)

 

展覧会

2017年7月 写真展「英さんのバラ」ピクトリコ ショップ&ギャラリー

2017年1月 写真展耕す人」アイデムフォトギャラリーシリウス

2016年11月-2017年3月 写真展「耕す人」Photo Gallery blue hole

2016年8月-10月 写真展「耕す人」キヤノンギャラリーS

2014年1月 写真展「FÓOTKAT」ハッセルブラッドジャパンギャラリー

2012年12月 写真展「March 2011, Rio de Janeiro」ブラジル大使館

2011年12月 グループ展「PORTRAIT」EMON PHOTO GALLERY

2011年 写真展「ゴマの洋品店」全国キヤノンギャラリー巡回

2011年1月 写真展「BANEPA」EMON PHOTO GALLERY

2010年11月 写真展「BANEPA」72GALLERY

2009年7月 写真展「グラフィッチ」EMON PHOTO GALLERY

2006年11月 写真展「大地の花」みなと町神戸メリケン画廊

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