Uma Kinoshita 新作手製本 "In Silence and In Sorrow"​

販売の御案内

展覧会『pairing FUKUSHIMA』開催中のUma Kinoshitaが、本展に合わせてオリジナルプリントコレクションブックを制作しました。災害後の福島を撮影し、言葉を紡いだ、”In Silence and In Sorrow”の写真14点とテキストを収録。エモンにて10部限定で販売中です。

手製本 ”In Silence and In Sorrow(しんと悲しみが満ちる地へ)”
size165mmx165mm

edition限定10部。
インクジェット印刷
署名、edition表記入り
本体価格6000円(税別)

表紙は柿渋染の和紙で、表には福島の紅葉を配置。

和紙を使用し蛇腹式に重ねた製本となります。

お問い合わせは
emon_photogallery@emoninc.comまで

Uma Kinoshita

写真家。兵庫県生まれ。東京在住。

独学で写真を学ぶ、インディペンデントに活動中。

In Silence and In Sorrow 制作について​

東日本大震災以降、私はたびたび福島を訪れました。ただ時間が過ぎているだけの場所で、あるいは、これまでに見たことのない対応が躍起になって行われている傍で、残されたものはしんと佇んでいました。そのような中でじっとしていると、風に混じって、誰の、とも、何の、ともつかない声が突き抜けた切なさで胸に迫ってきました。なすすべのない私は時折、頷くようにシャッターを切りました。
こうして撮った写真は、通常の手法でプリントしても、ただの風景がつるんと写っているようにしか見えませんでした。試行錯誤の末、私は福島の和紙を使うという考えに至りました。土地の紙であれば、この手をはるかに超える力で、受けとめきれなかった思いまで、そのまま引き継いでくれるのではないだろうか。望んだことは、自分の存在を消し、伝達者として、それぞれの場所に堆積していた思いを伝えることでした。
やがて私は福島で千年以上の歴史を持ち、今も伝統的な手法で手漉きされている上川崎和紙に出会いました。こうして始めた試みは期待以上の効果をもたらし、同じネガでも、プリントするたびに異なる表情を見せてくれました。あの時、あの場所の空気がふわっと立ち上るようでもありました。
どうか、この展示でも、表層をこえて伝わるものがあることを願っています。突き抜けた切なさが皆さまのこころにそっと届きますように。

 

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togo Bldg.,B1 5-11-12 Minamiazabu Minato-Ku

Tokyo 106-0047 JAPAN.

Tel.    +81/3/5793/5437

Monday - Friday : 11am - 7pm / Saturday : 11am - 6pm

Sunday, National holidays : Closed

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